BASIL [バジル]

科名:シソ科
香りの種類:トップノート
香りのイメージ:甘くハーバル調の爽やかな中にスパイシーさを感じられる香り
香りの効能:ストレス緩和・自律神経の調整・鎮静作用・リラックス作用

バジルは、熱帯アジア原産のシソ科で約150種類ある一年草です。
バジルはハーブとしても有名ですが生でも乾燥されたものでも使われ、中でもスイートバジルはマルゲリータピザやカプレーゼ、ジェノベーゼソースなどイタリア料理には欠かせないハーブです。

バジルは、アレクサンドロス3世によってインドからヨーロッパに伝えられたといわれ、16世紀になるとイギリスへ17世紀にはアメリカへと伝えられたことから世界中で利用されるようになりました。
インドでは、神聖な植物として儀式にも用いられアーユルヴェーダでも広く利用されています。
日本には、江戸時代に中国から薬草として渡りました。和名をメボウキと呼び漢字では「目の箒(ほうき)」と書きます。
目のゴミを取るために用いた薬だったためです。

ハーブとしてのイメージが強いバジルですが、葉や花から抽出される精油(エッセンシャルオイル)はさまざまな効能が期待できます。

スイートバジルの精油はハーバル調の爽やかな香りが特徴ですが、その元となっている主成分は、リナロールです。
リナロールには、鎮静作用があり自律神経の調整を促進しイライラを抑え、心をリラックスした状態へと導く効果が期待できます。
不安や憂鬱な気分をやわらげてくれるため、ストレスを感じたときにおすすめの精油でもあります。
また、痙攣を抑える作用も優れており鎮痛作用も持ち合わせているため、筋肉や消化器系の痙攣や痛みにも働きかけてくれます。

部屋中に香りを広げる芳香浴もいいですが、濃厚な香りでもある為2~3滴でも十分しっかりと香ります。
単独で使用する場合、香りの癖がありますがブレンド相性のいい精油の一つでもある為、他の精油やキャリアオイルとブレンドして使うこともおススメです。
オリジナルオイルの作り方は下記の通りです。

スウィートアーモンドオイル…15ml
バジル…1滴
スイートオレンジ…1滴
ラベンダー…1滴

上記をすべて混ぜ、胃腸の不調時はお腹に塗りこむようにマッサージしたり、気分転換に首筋やこめかみに塗って使うのもおススメです。作成後、3週間ほどで使い切るのが理想です。

バジル精油は、ハーブ系・柑橘系・スパイス系の香りと相性がいいので、自身が好む香りをブレンドすることでより気分もあがるでしょう。

ハーブは育った環境によって含まれる成分が異なるケモタイプという分類になります。
バジル精油もそのひとつです。成分が異なるので、効果効能も多少異なるのが特徴です。期待する効能がある場合は、成分表を確認するといいでしょう。

バジル精油は香りが強い分類になるため、体調がすぐれない場合や妊娠初期などは使用をおすすめいたしません。また、皮膚刺激がある為、必ずキャリアオイルに希釈したり他のエッセンシャルオイルとブレンドして使用することをおすすめいたします。

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