心が沈んでいるとき。私の体験談。 by スターティス 武田
こんにちは。
スターティスの武田です。
未だ収束が見えないコロナ、ロシアによるウクライナ侵攻、日用品の値上げラッシュ、そして有名人の死去。。。暗いニュースばかりが連日報道されるなか、長いトンネルの先が見えず、心が沈んでいる方を多く見受けます。そこで急遽、社内メンバーにお願いして私のわがままでこの記事を書かせていただきました。
私も心が沈むときがよくあります。昔、深く沈みそうになったことがあり、自力で浮き上がるのは難しい間際まで潜ったこともあります。私は精神科医ではないので、専門的なことを言えなければ、偉そうなことも言えません。ただ、自分の体験談を交えて、今でも実践している心の持ち上げ術をご紹介できたらと思います。
先に実践している心の持ち上げ術を言います。
それは、ずばり『深呼吸』です。
はい、そうです。あまりにシンプルすぎて拍子抜けされているかもしれません。
ここまで読んだ時間を返せ!というお声も聞こえてきそうです。
でも、ちょっと待ってください。少し解説させてください。
呼吸が唯一、自律神経のなかで自分でコントロールできる方法だということを思い出してください。
しかも深呼吸するとき、空気をたくさん取り入れようとして胸が広がりませんか?そのときに背伸びと似た感覚でおのずと上に引き上げられる気持ちになりませんか?
コツは『深呼吸の前にしっかり息を吐きだすこと』。
当たり前ですが、まず先に吐き出さないと入れられませんもんね!?その時にネガティブを出し切るぞ!という気持ちで強めに吐ききってしまいます。
私は以前の仕事で身を粉にするほど働かされました。終電で帰れればラッキー。帰っても翌日の準備をせねばならず明け方まで仕事、その後仮眠、起きて仕事という日々を過ごしていました。土日もあってないようなもので、文字通り、心も体もすり減らされていました。急な仕事が入ることもざらで、休日の友人との食事にもパソコンを持参し、会話の途中でパソコンを開きメールの返信をしていたほどです。こんいう感じでしたので、純粋にプライベートを満喫する生活とは無縁で、友人との関係も薄れていきました。
最初は充実感でしたが、そのうち疲労が確実に蓄積されつつも、むしろ適応できない自分が悪いと自分を責めるようになりました。その分仕事では貴重な経験をさせていただきましたが、まず異変に気付いたのは、家族や友人との会話で笑えていない自分がいることでした。話している内容が入ってこず、「よくこんなどうでも良いことに一喜一憂できるなあ~」と偉そうに相手を卑下している自分に気付きました。
極めつけは終電。
ドア付近で立っていた自分は件の通り、早めに帰れてラッキーな気分でした。時間調整のために開いたままのドアからホームを眺めていると、自分と年の近いサラリーマン4人組が飲んだ帰りなのでしょう、酔いつぶれた同僚を抱えながら大声で楽しそうにはしゃいでいました。それを見て、ふーんという感じで特段何もなく普通の表情だったはずなのに、気付くと両目から涙だけがぽろぽろと流れ落ちているんです。終電で乗客も多かったので恥ずかしいと思いながらも意思に反して勝手に流れた涙に、だいぶ心が無理していたんだなっと気付かされました。
そんな頃に偶然、アロマと出逢い、嗅覚=視床下部=本能、つまり良い香りは良い心に繋がることを知り、サラリーマンを辞めて現在に至るわけですが、心が沈んでいるときはきっと何かしらのサインがあるかと思いますし、人やアロマといった物に頼ることをおすすめします。
ということで、話を戻しますが、私のおすすめは
『深呼吸+アロマ』。
どれでも良いです。自分が心から好きなアロマをまず見つけてください。
そしてこの香りを嗅ぐと嬉しくなるんだなーと思いながら(実際そう感じていると思います)鼻元でゆっくり深呼吸しながら嗅いでください。
アロマの香りが肺一杯に広がっていくのを想像しながら、嬉しいなーという気持ちも充満させます。人がいないところだったら目をつむって微笑みながら嗅いでください。
私の場合はアロマを嗅ぎながら深呼吸することで、「まだ良い香りだなっと感じられるということは自分大丈夫!大変でも明けない夜はないもんね」と心に話しかけます。すると、沈んでた心がふわっと浮き上がるように感じ、さ、がんばろう!っと前向きになれます。
だいぶ長くなってしまいましたが、赤裸々に自分の体験談も話せていただきました。深呼吸なんて誰でもできることで、いまさら感を否めないですが、それでもシンプルだからこそ実践できますので、思い悩むことは止められないとしても、休憩のように取り入れていただけたらと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
スターティス 武田