MOUNTAIN PINE [マウンテンパイン]

科名:マツ科
香りの種類:ミドル~トップノート
香りの効能:鎮痛作用、殺菌・消毒作用、集中力を高める、去痰作用
香りのイメージ:リフレッシュできるウッディーでスッキリ目の覚めるような香り

集中力を高めてくれるウッディーでクリアな香り

「パイン」と聞くと、甘くフルーティな香りをイメージしませんか?パインとは松のことを示しています。
つまり、マウンテンパインも「松」の一種です。
松の一種であるマウンテンパインは、スイスアルプスで多く生産されています。
日本では、北海道などの寒冷地に分布しており、和名をハイマツ(這松)といいます。高山植物として知られる五葉の松のひとつで、主となる幹がないため枝が地面を這うように伸びる低木です。

パイン系の精油はさまざまありますが、スッキリとした爽やかな香りのものが多く、個性的でミステリアスな印象を与えます。
マウンテンパインは、甘さはなくウッディーで目が覚めるようなクリアな香りで、空気の浄化や集中力を高める効果が期待できます。

マウンテンパインの精油は、樹皮からも針葉からも採ることができます。
ヨーロッパでは皮膚病や頭皮の治療に使われ、肺や耳鼻咽喉科の治療において薬剤の効果を上げる働きをするといわれています。

パイン類の精油には、殺菌・消毒作用が期待されるものも多く、マウンテンパインもそのひとつです。
また、呼吸器の不調に有効ともいわれています。
それ以外にもリモネンやカンフェンが含まれているマウンテンパインは、リウマチの軽減や鎮痛作用などが期待できます。

最近では、芳香浴を気軽に楽しめるアロマディフューザーやアロマポットなども手軽に購入できるようになりました。
もし専用のアイテムがない場合は、ハンカチやティッシュペーパーにマウンテンパイン精油を1~2滴垂らすだけでも芳香浴ができます。

芳香浴やフレグランスなどにマウンテンパイン精油を用いることで、集中力を高めたいときや気持ちをリフレッシュしたいときなどに効果が期待できます。
パイン系の精油は、他の精油とブレンドすることで香りの変化を楽しんだり、効果・効能を上げることも期待できるためおすすめです。

香りの相性がいいブレンドを知っているとより芳香浴やフレグランスを楽しむことができます。
相性のいい精油は下記の通りです。
・柑橘系:柑橘系全般
・フローラル系:ラベンダー
・樹木系:ユーカリ、ローズウッド
・ハーブ系:ローズマリー

集中力を高める効果を期待できるマウンテンパインですが、皮膚刺激性が強いため取り扱いには注意が必要です。
なるべく芳香浴で使用するのがおすすめです。
また、妊娠中・授乳中の使用や持病を持っているなど、心配事がある場合は、かかりつけ医に相談するのがいいでしょう。

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