科名:フトモモ科
香りの種類:トップノート
香りのイメージ:ユーカリに似ていますが、やや優しくフルーティーな香り。
カユプテの語源は、マレー語のkayu putihで「白い木」を意味します。樹皮が白いのが特徴なので、別名ホワイトティートゥリーと呼ばれていたり、薄い紙のような樹皮が層をなしている様子から“ Paper bark tree(ペーパーバークツリー)”とも呼ばれています。
カユプテは、ティートゥリー、ユーカリなどと同じフトモモ科で、主に東南アジアからオーストラリア東部までが原産とされ栽培されており、初夏になると白い花が咲き、葉と花からフレッシュで澄んだ暖かな香りが放たれます。
アロマオイル(エッセンシャルオイルや精油とも言います)もユーカリに似てスーッと鼻に通るような爽やかさの中に甘さを感じる香りです。アロマオイル(エッセンシャルオイル/精油)を水蒸気蒸留法で1㎏抽出するのに約100kgの原料が必要と言われています。
カユプテは昔から東洋でよく使われている植物と言われ、強い殺菌力を持っていることから、消毒特性を目的に家庭療法や防虫対策で使われていました。抗菌力や抗ウイルス力のある1.8シネオールが大半を占めており、特に呼吸器系の症状や、感染予防に効果が期待されるので、風邪の諸症状やインフルエンザ、ウイルスによる感染症や花粉症などに有効とされています。
また免疫系に働きかけてくれるので、体が疲れやすいと感じた時はこの香りが心地よく感じることでしょう。
精神面でも集中力をアップさせたり、爽やかな香りは気分をリフレッシュさせ活力を向上させてくれます。
アロマオイル(エッセンシャルオイル/精油)のおすすめの使い方は過去のJOURNALをご覧ください。